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活用方法2026-03-2013分で読める

リモートワークでVPNが必要な5つの理由【在宅勤務のセキュリティ対策】

リモートワーク・在宅勤務でVPNが必要な理由を5つに分けて解説。情報漏洩リスクの回避、社内ネットワークへの安全なアクセス、フリーWi-Fiの保護など、テレワーク時代に欠かせないVPN活用法を紹介します。

VPN Navi編集部

VPN・セキュリティの専門メディア

目次7セクション

コロナ禍をきっかけに急速に普及したリモートワーク。2026年現在も多くの企業がハイブリッドワークを導入し、自宅やカフェなどオフィス外で働くスタイルが定着しています。

しかし、働く場所が自由になった一方で、セキュリティリスクは確実に増加しています。IPA(情報処理推進機構)の調査では、テレワーク関連のセキュリティインシデントが年々増加傾向にあり、個人の対策が不十分なケースが多いと指摘されています。

そこで重要になるのがVPN(仮想プライベートネットワーク)です。この記事では、リモートワークでVPNが必要な5つの理由と、在宅勤務に最適なVPNの選び方を解説します。

VPNの基本的な仕組みについては「VPNとは?仕組みと必要性を初心者向けにわかりやすく解説」をご覧ください。

リモートワークでVPNが必要な5つの理由

理由1:自宅Wi-Fiの通信を暗号化して情報漏洩を防ぐ

自宅のWi-Fiは安全だと思いがちですが、実はリスクが潜んでいます。

  • ルーターのファームウェアが古いまま放置されている
  • Wi-Fiパスワードが初期設定のままで弱い暗号化方式(WEP等)を使っている
  • 近隣からの不正アクセスの可能性がある
特に仕事で扱うのは、顧客情報・社内文書・ビジネスメールといった機密性の高いデータです。万が一これらが漏洩すれば、個人の責任だけでなく会社全体に被害が及びます。

VPNを使えば、自宅Wi-Fiの暗号化が弱くても、VPN側の強力な暗号化(AES-256)が通信を保護してくれます。データが万が一傍受されても、内容を解読されることはありません。

理由2:社内ネットワークへ安全にリモートアクセスできる

オフィスにある社内システムやファイルサーバーに、自宅からアクセスする必要がある方は多いでしょう。VPNを使えば、インターネット経由でも社内ネットワークに安全に接続できます。

企業が自社で構築する「法人VPN」の他に、個人向けの商用VPNサービスでも以下のメリットがあります。

  • IPアドレスを固定・変更して、社内システムのIP制限をクリアできる
  • 通信の暗号化により、リモートデスクトップやクラウドツールの利用が安全になる
  • 地理的制限のある社内サービスにもアクセス可能
会社がVPNを提供していない場合や、フリーランスとして複数のクライアント環境にアクセスする場合は、個人でVPNを用意する必要があります。

理由3:カフェ・コワーキングスペースのフリーWi-Fiを安全に使える

リモートワークの魅力の一つが「好きな場所で働ける」ことですが、カフェやコワーキングスペースのフリーWi-Fiはセキュリティリスクの温床です。

フリーWi-Fiで起こりうる主な攻撃には以下があります。

攻撃手法内容被害例
中間者攻撃通信を傍受・改ざんするログイン情報の盗難
Evil Twin偽のWi-Fiスポットを設置全通信の監視
パケットスニッフィング暗号化されていない通信を盗聴メール内容の漏洩
セッションハイジャックログイン済みセッションを乗っ取るアカウント不正利用
VPNを使えば、フリーWi-Fiでも通信が暗号化されるため、これらの攻撃からデータを守れます。外出先で仕事をする人にとって、VPNはもはや必須のセキュリティツールです。
フリーWi-Fiのリスクについて詳しくは「フリーWi-Fiの危険性とVPNによるセキュリティ対策」もあわせてお読みください。

理由4:ビデオ会議やクラウドツールの通信を保護できる

リモートワークではZoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのビデオ会議が日常的に使われます。また、Google Workspace、Slack、Notionなどのクラウドツールを通じて機密情報のやり取りも頻繁に行われます。

これらのツール自体にも暗号化機能はありますが、VPNを併用することで二重の保護がかかります。

  • ビデオ会議の内容が第三者に傍受されるリスクを低減
  • ファイル共有時のデータ漏洩を防止
  • チャットの内容がISP(インターネットプロバイダ)に記録されることを防止
  • 接続元のIPアドレスを隠してプライバシーを確保
特にフリーランスや経営者の方は、クライアントの機密情報を扱う責任があるため、VPNによる通信保護は信頼性の証にもなります。

理由5:海外出張・ワーケーション時にも日本のサービスを使える

リモートワークの延長で、海外からの勤務やワーケーションを行う方も増えています。しかし、海外から日本のウェブサービスにアクセスすると、ジオブロック(地域制限)に引っかかることがあります。

VPNを使えば、日本のサーバーに接続して日本のIPアドレスを取得できるため、以下のサービスが海外からでも利用できます。

  • 銀行やネット証券のオンラインサービス
  • Netflix日本版、TVer、ABEMAなどの動画配信サービス
  • 日本限定のウェブサービスやアプリ
  • 国内のニュースサイト(海外からアクセス制限があるもの)
逆に、海外のサーバーに接続すれば、現地でアクセス制限されているサービスを利用することも可能です。

リモートワーク用VPNの選び方:4つのチェックポイント

すべてのVPNがリモートワークに向いているわけではありません。仕事で使うVPNを選ぶ際は、以下の4つのポイントを確認してください。

1. 通信速度が速いこと

ビデオ会議や大容量ファイルの送受信では、通信速度が極めて重要です。VPNは暗号化処理のため速度が低下しますが、優れたVPNは元の速度の80~90%を維持できます。

おすすめプロトコル:WireGuardベースのプロトコル(NordVPNの「NordLynx」など)は、従来のOpenVPNより2~3倍高速です。

2. ノーログポリシーが明確であること

仕事の通信内容がVPN事業者に記録されていては意味がありません。第三者機関による監査を受けたノーログポリシーを持つVPNを選びましょう。

主要VPNの監査状況は以下のとおりです。

VPNサービス監査機関ノーログ証明
NordVPNPwC(4回実施)監査済み
ExpressVPNPwC、KPMG監査済み
SurfsharkDeloitte監査済み

3. 同時接続台数が多いこと

リモートワークでは、PC・スマホ・タブレットなど複数デバイスを使い分けるのが一般的です。1つのアカウントで複数台を同時接続できると便利です。

VPNサービス同時接続台数
Surfshark無制限
NordVPN10台
ExpressVPN8台

4. 安定したサーバーネットワーク

仕事中にVPN接続が頻繁に切れるようでは業務に支障が出ます。世界中に多くのサーバーを展開しているVPNは、混雑を避けて安定した接続を維持しやすくなります。


リモートワークにおすすめのVPN 3選

以下の3サービスは、いずれもリモートワークに必要な要件を高いレベルで満たしています。

1位:NordVPN — 速度とセキュリティのベストバランス

  • 月額:$3.09~(2年プラン)
  • サーバー数:118カ国7,000台以上
  • 同時接続:10台
  • 特徴:独自プロトコル「NordLynx」による業界最速レベルの通信速度。二重VPN(Double VPN)機能で機密性の高い通信も安心。
NordVPNは、リモートワーカーに最も人気のあるVPNの一つです。速度・セキュリティ・安定性のすべてで高いスコアを獲得しており、日本語にも完全対応しています。
詳しくは「NordVPN徹底レビュー」をご覧ください。

NordVPN公式サイトを見る →

2位:ExpressVPN — 安定性重視ならこれ

  • 月額:$4.99~(2年プラン)
  • サーバー数:105カ国3,000台以上
  • 同時接続:8台
  • 特徴:独自プロトコル「Lightway」による高速・安定接続。94カ国に分散したサーバーで、海外出張時にも安定した接続を確保。
世界的に高い評価を受けるExpressVPNは、特に接続の安定性に優れています。多少コストが高くても、仕事に使う以上は安定性を重視したいという方に最適です。
詳しくは「ExpressVPN徹底レビュー」をご覧ください。

ExpressVPN公式サイトを見る →

3位:Surfshark — コスパ重視&デバイス無制限

  • 月額:$2.19~(2年プラン)
  • サーバー数:100カ国3,200台以上
  • 同時接続:無制限
  • 特徴:デバイス接続数が無制限で、家族やチームでの共有に最適。業界最安級の価格ながら、セキュリティ機能は充実。
予算を抑えたいフリーランスや、家族・チームで共有したい方にはSurfsharkがおすすめです。接続台数が無制限なので、デバイスの追加を気にする必要がありません。
詳しくは「Surfshark徹底レビュー」をご覧ください。

Surfshark公式サイトを見る →


無料VPNはリモートワークに使えるのか?

結論から言うと、仕事用途に無料VPNは使うべきではありません

無料VPNには以下のリスクがあります。

  • 通信速度が遅い:帯域制限があり、ビデオ会議がカクつく
  • データ量に上限がある:月間500MB~数GBで制限される
  • ログを記録している可能性:無料のビジネスモデルとしてユーザーデータを販売しているサービスも
  • セキュリティが弱い:暗号化レベルが低い、マルウェアが含まれるケースも報告あり
  • 接続が不安定:業務中に頻繁に切れる
仕事のデータを無料VPNに預けるのは、鍵のかからないロッカーに会社の書類を入れるようなものです。月額数百円の有料VPNで確実な保護を得る方が、はるかに賢明な選択です。
無料VPNの具体的なリスクについては「無料VPNの危険性」で詳しく解説しています。

リモートワークでのVPN設定手順(NordVPNの例)

VPNの設定は難しいイメージがあるかもしれませんが、実際は5分もあれば完了します。

ステップ1:VPNアプリをダウンロード

NordVPNの公式サイトからアプリをダウンロードします。Windows、Mac、iOS、Android、Linuxに対応しています。

ステップ2:アカウントを作成してログイン

メールアドレスを入力し、プランを選択してアカウントを作成します。

ステップ3:サーバーに接続

アプリを起動し、「クイック接続」ボタンを押すだけで、最適なサーバーに自動接続されます。日本のサーバーに接続したい場合は、地図上の日本をタップするか、サーバーリストから選択できます。

ステップ4:キルスイッチを有効にする

設定メニューから「キルスイッチ」を有効にしておきましょう。VPN接続が万が一切れた際に、インターネット接続ごと遮断してデータ漏洩を防いでくれます。

これで設定は完了です。以降は、PCやスマホを起動するたびにVPNアプリを立ち上げて接続するだけで、安全にリモートワークを始められます。


よくある質問(FAQ)

Q: 会社がVPNを提供している場合、個人のVPNは不要ですか?
A: 会社のVPN(法人VPN)は社内ネットワークへのアクセス用です。社外でのインターネット閲覧やフリーWi-Fi利用時の保護には、個人向けVPNの併用がおすすめです。ただし、会社のセキュリティポリシーを確認した上で利用してください。

Q: VPNを使うと仕事の効率が落ちませんか?
A: 高品質なVPN(NordVPN、ExpressVPN等)なら速度低下は10~20%程度で、通常の業務に支障はありません。ビデオ会議も問題なく行えます。ただし無料VPNは大幅に速度が低下するため避けてください。

Q: スマホにもVPNは必要ですか?
A: はい。スマホで業務メールの確認やSlackの利用をしている場合、特にフリーWi-Fiに接続する際はVPNが必須です。主要なVPNサービスはPC・スマホ両方で使えます。

Q: VPNは常時オンにすべきですか?
A: リモートワーク中は常時オンを推奨します。特にフリーWi-Fi接続時は必ずオンにしてください。自宅の安全なネットワークで個人利用する際は、オフにしても問題ありません。

Q: 海外からリモートワークする場合、VPNで日本のIPアドレスを使えますか?
A: はい。NordVPN、ExpressVPN、Surfsharkいずれも日本に多くのサーバーを設置しており、海外から日本のIPアドレスで接続できます。日本のウェブサービスへのアクセスや、IPアドレス制限のある社内システムへのログインに活用できます。


まとめ:リモートワーク時代のVPNは「保険」ではなく「必需品」

リモートワークが当たり前になった今、VPNは一部のITリテラシーが高い人だけのツールではなくなりました。在宅勤務をする全てのビジネスパーソンにとっての必需品です。

VPNを導入することで得られるのは、以下のような安心感です。

  • 自宅やカフェからでも安全に業務ができる
  • 情報漏洩のリスクを最小限に抑えられる
  • 海外出張時も日本と同じ環境で仕事ができる
  • クライアントや会社に対してセキュリティ意識の高さを示せる
月額わずか数百円の投資で、仕事のデータとキャリアを守れると考えれば、VPNのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

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