VPNの固定IP(専用IP)とは?メリットと必要なケース【2026年最新】
最終更新: 2026年03月22日
VPNの固定IP(専用IP)と共有IPの違い、CAPTCHA回避・メール信頼性向上・銀行アクセスなどのメリット、NordVPNの専用IPの料金と設定方法を解説します。
VPN Navi編集部
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「VPNを使うたびにCAPTCHAが表示されてイライラする」「VPN経由だとオンラインバンキングにログインできない」
これらの問題は、VPNの「共有IPアドレス」が原因かもしれません。固定IP(専用IP)を使えば、こうした不便を解消しながらVPNのセキュリティも維持できます。
この記事では、VPNの固定IPと共有IPの違い、固定IPが必要なケース、主要VPNでの料金と設定方法について解説します。
共有IPと固定IP(専用IP)の違い
共有IPアドレス
ほとんどのVPNサービスがデフォルトで提供するのが「共有IPアドレス」です。同じVPNサーバーに接続している数百~数千人のユーザーが、同一のIPアドレスを共有します。
メリット:
- 多数のユーザーに紛れるため匿名性が高い
- 追加料金なし
デメリット:
- 他のユーザーの行為による影響を受ける(IPブロック、CAPTCHAなど)
- Webサイトから不審なアクセスと判定されやすい
固定IP(専用IP)アドレス
固定IP(Dedicated IP)は、あなただけに割り当てられる専用のIPアドレスです。他のユーザーとは共有されず、常に同じIPアドレスが使われます。
メリット:
- CAPTCHAの表示が大幅に減少
- オンラインバンキングで不審なログイン扱いされにくい
- メールの信頼性が向上
- IPホワイトリストに登録可能
デメリット:
- 追加料金が必要
- 共有IPに比べて匿名性はやや低い
固定IPが必要な5つのケース
1. CAPTCHAの頻発を回避したい
共有IPアドレスは多くのユーザーが同時に使用するため、GoogleやCloudflareなどのシステムが「ボットの可能性がある」と判定し、頻繁にCAPTCHA認証を要求します。固定IPなら、あなた一人のアクセス履歴に基づいて判定されるため、CAPTCHAの表示が激減します。
2. オンラインバンキングのアクセス
銀行のセキュリティシステムは、普段と異なるIPアドレスからのログインを検知すると、アカウントをロックしたり追加認証を要求します。VPNの共有IPは毎回異なるIPアドレスになる可能性があるため、この問題が起きやすくなります。固定IPなら毎回同じIPなので、銀行側が「いつものアクセス」と認識してくれます。
3. メールの送信信頼性を高めたい
ビジネスでメールを送信する場合、共有IPアドレスが他のユーザーによってスパム送信に使われていると、あなたのメールまでスパムフォルダに振り分けられる可能性があります。固定IPなら、自分のIPの評判を自分で管理できます。
4. リモートワークでのIPホワイトリスト
企業のセキュリティポリシーで、特定のIPアドレスからのみアクセスを許可している場合があります。固定IPをホワイトリストに登録すれば、VPN経由でも社内システムに安全にアクセスできます。
5. IPベースのアクセス制御を利用したい
自分のWebサイトやサーバーの管理画面に、特定のIPアドレスからのみアクセスを許可する設定をしたい場合、固定IPが必要です。
主要VPNの固定IP対応状況と料金
NordVPNの専用IP
NordVPNは専用IPアドレスのオプションを提供しています。
- 料金: 月額約$3.69~(プランにより異なる)
- 対応国: アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、日本など
- 特徴: 専用IPでもNordVPNのセキュリティ機能(Kill Switch、DNS保護等)がすべて利用可能
- NordVPNの管理画面で専用IPアドオンを購入
- 割り当てられた専用IPアドレスを確認
- NordVPNアプリの「専用IP」カテゴリから接続
ExpressVPNの固定IP対応
ExpressVPNは2026年現在、専用の固定IPオプションを提供していません。ただし、一部のサーバーでは比較的安定したIPアドレスが割り当てられます。固定IPが必須の場合は、NordVPNまたはSurfsharkを検討してください。
Surfsharkの専用IP
Surfsharkも専用IPオプションを提供しています。
- 料金: 月額約$3.75~
- 対応国: アメリカ、イギリス、ドイツ、オランダなど
- 特徴: Surfsharkの全機能に加え、専用IPが利用可能
固定IPと共有IPの比較表
| 項目 | 共有IP | 固定IP(専用IP) |
|---|---|---|
| 料金 | 追加料金なし | 月額$3~5程度追加 |
| 匿名性 | 非常に高い | やや低い |
| CAPTCHAの頻度 | 多い | 少ない |
| 銀行アクセス | 問題が起きやすい | 安定 |
| メール信頼性 | 他ユーザーの影響あり | 自分で管理可能 |
| IPホワイトリスト | 不可 | 可能 |
| セキュリティ | 高い | 高い |
固定IPに関するよくある質問
固定IPだと匿名性は下がる?
共有IPでは多くのユーザーに紛れることができるため、匿名性は高くなります。固定IPは一人だけが使うため、活動パターンが紐づけられやすくなります。ただし、VPNの暗号化自体は変わらないため、ISPや第三者からの通信保護は同等です。
固定IPは自分で選べる?
通常、固定IPアドレスの具体的な数値は選べませんが、国やサーバーの所在地は選択できます。日本のIPアドレスが必要な場合は、日本の専用IPを申し込みましょう。
VPNなしの固定IPとの違いは?
ISP(プロバイダ)から固定IPを取得する方法もありますが、この場合VPNの暗号化やプライバシー保護はありません。VPNの固定IPなら、暗号化によるセキュリティとIPアドレスの安定性を両立できます。
まとめ
VPNの固定IP(専用IP)は、CAPTCHAの回避、銀行アクセスの安定化、メールの信頼性向上など、ビジネスユーザーを中心に多くのメリットがあります。月額数ドルの追加費用で大幅な利便性向上が見込めるため、VPN利用時の不便さに悩んでいる方は検討する価値があります。
自分に固定IPが必要かどうか判断がつかない場合は、AI診断ツールで利用シーンに合ったVPNプランを確認してみてください。
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